期間:2015年04月26日 ~ 2015年06月07日
根付とは、印籠や巾着、煙草入れなどを帯にはさむために吊下げ、紐の先に付ける留め具です。
町人文化が爛熟期を迎えた江戸時代後半には、根付の装飾的な側面が意識されるようになり、
象牙や黄楊、黒檀、琥珀など様々な素材を用い、巧緻な細工を施した名品がお洒落な男性の
身辺を飾っていました。
明治時代になり、洋装が定着し根付の需要は減少したものの、海外でその高い芸術性が
評価され、現在でも、伝統を受け継ぎながら、多種多様な素材とデザインの根付が
創り出されています。
本展では、高円宮殿下が妃殿下とともに蒐集された世界有数の根付コレクションより選りすぐった印籠、
緒締などを含む約260点により、一つ一つに斬新な意 匠と創意工夫の凝らされた、
日本が誇る「掌の芸術」の世界を紹介します。
また、両殿下が宮中行事の際に着用された装束や殿下思い出の品々などを併せて展示 します。
- 会 期:4月26日(日)~6月7日(日)
- 時 間:10:00~18:00 (入館は17:30まで) 会期中無休
- 会 場:秋田市立千秋美術館
- 観覧料:【前売】一般 800 円 / 大学生 600 円
【当日】一般 1,000 円 / 大学生 800 円
※高校生以下は無料
※くるりん周遊パスで観覧の場合、一般700円、大学生600円
※20名以上の団体および障害者割引料金は前売と同額 - 問合せ:秋田市立千秋美術館 ☎018-836-7860
