期間:2016年11月09日 ~ 2017年02月05日

藤田嗣治は、線について「物体の核心から追求されるべきもの」、
そして「直感で描いた線の方が無限に深い」と考えていました。
藤田の鋭い感性で捉えられた事物は、線描により画面上にいのちを与えられました。
本展では、群像大作制作を前に描かれた人物デッサン、妻・マドレーヌを
モデルとしたデッサン、また平野邸で描いた墨画などの藤田作品を展観します。
あわせて、ジャン・コクトーの日本滞在記『海龍』に藤田が寄せた挿絵を紹介します。
対象の事物と一体になって描くという藤田の、線の魅力を感じていただければ幸いです。

  • 会 期:11月9日(水)~2月5日(日)
  • 時 間:10:00~18:00
  • 会 場:秋田県立美術館
  • 問合せ:秋田県立美術館 ☎︎018-853-8686